細かく区切られた間取りが大空間に
「趣のある家ですが、台所は古くなり、間取りも暮らしに合わなくなっていました」とリフォームを決意されたU様。 そこで、キッチンとダイニング、その隣にあった洋室までを広いLDKにまとめ、外側に増築されていた浴室を母屋に取り込む大胆な間取りをご提案。 技術スタッフとの連携で構造をチェックし、住まいを生まれ変わらせました。
誕生したLDKは奥行約8mの大空間。 構造上撤去できない柱や梁は、お洒落な飾り棚としてインテリアに活用し、天井高も工事中に頑丈な梁の全貌が明らかになった時点で、プランを再度練り直して約20㎝アップしました。
浴室の移設にともなって、洗面台やトイレも一ヵ所に集め、階段下まで収納を設けて、掃除がしやすいスッキリした水まわりを実現。 複層ガラスサッシや断熱材を採用して冬の寒さに備えるなど、見えない部分の快適さもしっかりと確保しています。
リビング
台所や居間をひとつにまとめて誕生した奥行約8mのLDK。構造に必要な柱を飾り棚に活用。 リビングの奥から眺めると、収納豊富なキッチンに物がすべて片付いてスッキリと。ダイニング
LDKの天井高は、工事が始まってから約20cm上げるように変更。よりゆとりのある空間に。キッチン
収納も少なく、設備も古くなっていた壁付のL型キッチンを対面式に一新し、勝手口も移設。キッチンの柱壁の裏側に小物や雑貨が置ける棚を造作。リビング側からの視線を遮る袖壁も設置。洗面脱衣室、トイレ
水まわりは4.5畳の和室があった場所に移設。階段下にも収納を設け、洗面台まわりを使いやすく。 続きの和室の奥にあったトイレも、洗面所の近くに移し、明るく使いやすい空間に。外観
緑豊かな庭や瓦塀のある日本家屋。外観のイメージとは違う現代的な住まいが完成。
<オーナー U様>
お願いしてよかった!住みやすくなりました。
築57年で趣はあるものの、水まわりの不自由さと冬の寒さも堪えていました。工事が始まってからの天井高の変更など、こちらの立場に立って丁寧に対応してもらい、お願いしてよかったと心から感じています。